電子書籍デビュー

前記事でちょっと触れた電子書籍のことについて。

 

BOOK WALKERで『Nよう』全巻セットを買った。

BOOK WALKERを選んだ理由は特になく、KADOKAWAのサイトで検索かけて最初の数ページを試し読みしてたらそこに飛んでただけのこと。で、ちょうどセールでほぼ半額になってたので。電子書籍のサイトなんて星の数ほどあるわけだけど、自分の電子書籍との付き合い方を考えたら別にここでええかという。ほかのサイトを見ずに買ってしまった。BOOK WALKERは試し読みで昔からよく見かける名前だったけど、そこから客を引き込むっていう営業スタイルなんかね。まあそうなんだろうな。

これで電子書籍デビュー(購入という意味で)を果たし、しかもおあつらえ向きに「翌月まで使用可能なクーポン」的なのも手渡されてるわけだが、どれを紙で買ってどれを電子にするかっていうのは今後の永遠の悩みになりそうだ。

 

さて、仕事終わりにちまちま読んでいた肝心の『Nよう』原作に触れてみての感想を少し。率直に言えば、アニメを先に見てると「アニメの方がいい」以外の感想にならないね、これ。アニメの方が物語としてコンパクトにまとまってるし、視聴者にうけるような要素を積極的に取り入れただろうから当然といえば当然だが。

ありていにいうと原作の方が色々と「突き抜けている」のでそこに価値は見出せるかもしれないし、「アニメでは交わることのなかったこの2人が…」みたいな面白さはあったけど、『NHKにようこそ!』という漫画は好きにはなれなかった。半額とはいえ買うほどではなかったかな。まあ1日3話でちまちま読んでいけるようなサイトがあるわけでもないのでしゃあないけど。

それにしても小説・漫画・アニメでメインキャラの生い立ちや結末に大きな隔たりがあるって、厄介なことこのうえない作品だね。漫画のラストだけ気になるポイントがあったので、そこだけ考察でも覗いてみるか。

まあでも漫画の続編は少し期待しちゃうね。もしあるならアニメの方にも寄せた内容にはなるだろうから。書き手が健在なのは好材料だが、肝心の少年エースが半ばラノベコミカライズ雑誌みたくなってるのがねえ(去年サイトを見て驚いた)。ほかの雑誌に移してやるほどの作品でもないだろうから、可能性は極めて低いだろうけど。

 

ところで漫画原作のアニメが放送終了後、ほどなくして原作も連載終了みたいなパターンってこの頃からあったんだな。この作品が狙ってやってたかは不明だが。

 

余談:アニメの舞台になった地域は自分にとって決して無関係な場所でもなかったので、Nようの聖地巡礼がどんなものなのか少し調べてみた。地名こそ実在のものが登場しているが、物語に出てくるひとつひとつの場所は架空のものが多い模様。散々カウンセリングをやってたあの公園も例に漏れず。そりゃあんなに夜景が綺麗な公園を夜訪れるのが引きこもりと不登校の2人だけなわけないわな。